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星の王が、夜を統べていた。
澄み渡った天を見上げ、彼女は北辰に扇を翳した。
星は、遠くへと去った母の象徴だった。
「お母さん」
彼女は、この日のために仕立てた父の国の装束の長い袖を擡げると
袂に咲いた小さな紅い花に唇を重ねた。
朱を引いた唇から色が移って、そこだけほんのりと赤みを増した。
――見ていてください。
彼女は、舞台用の装いで歳不相応に艶めいていた。
だが、彼女の少女らしい眼差しは変わることなく、
星の瞬きの間に母の影を追い求めているのであった。
だが、それも舞が始まるまでのこと。
舞い踊る彼女は、少女がひとりの女に変容していく様さえ見せない。
大きく一歩、踏み出す。
回りながら袂を翻し……始めは母の真似だった、
お決まりのポーズをアレンジして。
左の扇を閉じ、右の扇を要返し。
右足を引いて三つ首。
左足を引いて三つ首。
摺足で廻りながら扇を閉じて。
澄み渡った天を見上げ、彼女は北辰に扇を翳した。
星は、遠くへと去った母の象徴だった。
「お母さん」
彼女は、この日のために仕立てた父の国の装束の長い袖を擡げると
袂に咲いた小さな紅い花に唇を重ねた。
朱を引いた唇から色が移って、そこだけほんのりと赤みを増した。
――見ていてください。
彼女は、舞台用の装いで歳不相応に艶めいていた。
だが、彼女の少女らしい眼差しは変わることなく、
星の瞬きの間に母の影を追い求めているのであった。
だが、それも舞が始まるまでのこと。
舞い踊る彼女は、少女がひとりの女に変容していく様さえ見せない。
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大きく一歩、踏み出す。
天埋め尽くす椛は炎
回りながら袂を翻し……始めは母の真似だった、
お決まりのポーズをアレンジして。
金の扇子は舞う火の粉
左の扇を閉じ、右の扇を要返し。
緋色の着物に包まれた
女は今宵燃え盛る
右足を引いて三つ首。
心埋め尽くす緋の海と
左足を引いて三つ首。
闇覆い隠す火の海を
摺足で廻りながら扇を閉じて。
纏いて貴方の懐へ
纏いて貴方と紫微垣へ
「ねえ、あなた……」
「いちばん綺麗な私を抱いて」
「星の住処まで連れ去って」
すみません。時間切れです。振り付け書くの無理でした。
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