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UPし忘れてた探索62日目(2008年11月8日頃)の日記です。

前回の「探索○日目」が1年以上前ってどういうこと!

同じくUPし忘れていた舞踊祭の絵はカテゴリ「絵」に掲載します。

+ + + + + + + + + +
星の王が、夜を統べていた。

澄み渡った天を見上げ、彼女は北辰に扇を翳した。


星は、遠くへと去った母の象徴だった。


「お母さん」


彼女は、この日のために仕立てた父の国の装束の長い袖を擡げると
袂に咲いた小さな紅い花に唇を重ねた。

朱を引いた唇から色が移って、そこだけほんのりと赤みを増した。


――見ていてください。


彼女は、舞台用の装いで歳不相応に艶めいていた。

だが、彼女の少女らしい眼差しは変わることなく、
星の瞬きの間に母の影を追い求めているのであった。


だが、それも舞が始まるまでのこと。

舞い踊る彼女は、少女がひとりの女に変容していく様さえ見せない。



・*:..。o○☆*゚¨゚゚・*:..。o○☆*゚¨゚゚・*:..。o○☆*゚¨゚゚゚・*:..。o○☆*゚¨゚゚・*:..。o○☆*゚¨゚゚・*




大きく一歩、踏み出す。


天埋め尽くす椛は炎



回りながら袂を翻し……始めは母の真似だった、
お決まりのポーズをアレンジして。



金の扇子は舞う火の粉



左の扇を閉じ、右の扇を要返し。


緋色の着物に包まれた






女は今宵燃え盛る



右足を引いて三つ首。


心埋め尽くす緋の海と



左足を引いて三つ首。


闇覆い隠す火の海を



摺足で廻りながら扇を閉じて。


纏いて貴方の懐へ






纏いて貴方と紫微垣へ








「ねえ、あなた……」



「いちばん綺麗な私を抱いて」



「星の住処まで連れ去って」








すみません。時間切れです。振り付け書くの無理でした。

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