こどもみるく、PLサイド。中の人否定派さんにはおすすめしません。
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急に思い立ったのだから、何もかも急ごしらえだった。
朱塗りの鳥居も、手水舎も、賽銭箱も、本殿も。
それどころか、掃除道具だって先日まで用意していなかったわけで。
掃除道具は普通に調達してきたけど、他のものをどうやって用意したかは秘密だ。
聞かれたら「ちっちゃいもげらさん達が一晩にしてやってくれました」とでも答えるつもり。
おみくじだって、お守りだって、そう。
クリスマス前に急に思い立って、慌てて作り始めた。
お蔭で今年のクリスマスは何も出来なかった。
でも、あーやとクォがいてくれて良かった。
破魔矢はクォに作ってもらった。いつも私の矢を作ってくれてるから、安心。
お守りはあーやに丸投げした。護符作製技能のある人が作ったほうが良いもんね。
神社の境内の構想が固まってから気づいたのだけれど、
私って身の回りに神道の関係者がいたわけじゃないから
初詣の舞台裏のことって全然知らなかったんだよね。
……なんて言ったら大目玉喰らいそうだから、あーやには言ってないけど。
こんなに大変だなんて思わなかったなー。
本殿に望んで、これからのことを考える。
どれぐらいの人が来てくれるんだろう。
お守りとか、お札とか、破魔矢とか、絵馬とか、足りると良いんだけど。
待ち列の整理で手間取らなければ良いんだけど。
巫女さんたちが体調を崩さないようにしないと。
初詣なんて資料でしか知らないから、きっと見落としがある。
「……ま、なるようになるよね」
この後、なるようにならせるために大変なドタバタ劇があったのだけれど、それはまた別のお話。
-------------------------キリトリ-------------------------
そういえば、仮設神社に奉納されたお賽銭って
私のお小遣いにしちゃっていいのかなっ!?
……んなわけないか。順当に、次のイベントの資金かな。
そんなことを考えながら、私はこの日のために建立したピカピカな神社の中で除夜の鐘の音を聞いた。
煩悩の数だけ鳴らすっていうから、きっとあの音の中の一音は私の今の金欲の分に違いない。
結局、あーやからの進言…というか何と言うか……で、甘酒は絵馬の隣であーやが配ることになった。
正直な話、あのにおい嫌いなんだよね。
「でも、お金はやっぱりあればあるほど良いよね。
豪奢な衣装も作れるし。
札束で扇も出来るし。
やっぱ、お金欲しいな~♪」
――こんな巫女でいいんだろうか?
そんなことを考えていたら、遠くからクォの声が聞こえてきた。
「あ、お札で扇やりたいらしいケド、この島の通貨はパワーストーン(PS)だからお手玉にしかならないんじゃにゃい?」
朱塗りの鳥居も、手水舎も、賽銭箱も、本殿も。
それどころか、掃除道具だって先日まで用意していなかったわけで。
掃除道具は普通に調達してきたけど、他のものをどうやって用意したかは秘密だ。
聞かれたら「ちっちゃいもげらさん達が一晩にしてやってくれました」とでも答えるつもり。
おみくじだって、お守りだって、そう。
クリスマス前に急に思い立って、慌てて作り始めた。
お蔭で今年のクリスマスは何も出来なかった。
でも、あーやとクォがいてくれて良かった。
破魔矢はクォに作ってもらった。いつも私の矢を作ってくれてるから、安心。
お守りはあーやに丸投げした。護符作製技能のある人が作ったほうが良いもんね。
神社の境内の構想が固まってから気づいたのだけれど、
私って身の回りに神道の関係者がいたわけじゃないから
初詣の舞台裏のことって全然知らなかったんだよね。
……なんて言ったら大目玉喰らいそうだから、あーやには言ってないけど。
こんなに大変だなんて思わなかったなー。
本殿に望んで、これからのことを考える。
どれぐらいの人が来てくれるんだろう。
お守りとか、お札とか、破魔矢とか、絵馬とか、足りると良いんだけど。
待ち列の整理で手間取らなければ良いんだけど。
巫女さんたちが体調を崩さないようにしないと。
初詣なんて資料でしか知らないから、きっと見落としがある。
「……ま、なるようになるよね」
この後、なるようにならせるために大変なドタバタ劇があったのだけれど、それはまた別のお話。
-------------------------キリトリ-------------------------
そういえば、仮設神社に奉納されたお賽銭って
私のお小遣いにしちゃっていいのかなっ!?
……んなわけないか。順当に、次のイベントの資金かな。
そんなことを考えながら、私はこの日のために建立したピカピカな神社の中で除夜の鐘の音を聞いた。
煩悩の数だけ鳴らすっていうから、きっとあの音の中の一音は私の今の金欲の分に違いない。
結局、あーやからの進言…というか何と言うか……で、甘酒は絵馬の隣であーやが配ることになった。
正直な話、あのにおい嫌いなんだよね。
「でも、お金はやっぱりあればあるほど良いよね。
豪奢な衣装も作れるし。
札束で扇も出来るし。
やっぱ、お金欲しいな~♪」
――こんな巫女でいいんだろうか?
そんなことを考えていたら、遠くからクォの声が聞こえてきた。
「あ、お札で扇やりたいらしいケド、この島の通貨はパワーストーン(PS)だからお手玉にしかならないんじゃにゃい?」
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