こどもみるく、PLサイド。中の人否定派さんにはおすすめしません。
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少しずつ朝の気配が漂い始めて、自然に目が覚めてしまった。
以前少しだけ一緒に行動した顔を見つけて、
勝手について来たというか半ば強引に一緒に居るというか…
取り敢えず、初めて3人で組んだ。
まだ、二人とも隣で寝ている……と思う。
寝返りを打ったら二人を起こしてしまいそうだから、大人しくしていることにした。
――前に来た時に隣で眠っていたのは、可哀相な黒猫だったのに。
一度この島を離れて以来、“あの夢”を見ていない。
明け方に繰り返し訪れては私の頬を舐める悪夢。
黒猫に起こされて強制的に遮断される幻想。
悪夢は見ないほうが良いに決まってる。
……でも、少し寂しいんだ。
どんな状況であれ、あの夢の中ではお母さんの姿を見られたから。
たとえそれが、私が捜し求めているお母さんの影であったとしても。
私の“黒の騎士”もお母さんの影も、もう傍にない。
賑やかになったのとは裏腹に、後頭部を殴られ白いペンキを塗りたくられたみたいな
どろりとした、けれど空白でしか在り得ない感覚に囚われたまま
――虚無の白が、私を覆った。
以前少しだけ一緒に行動した顔を見つけて、
勝手について来たというか半ば強引に一緒に居るというか…
取り敢えず、初めて3人で組んだ。
まだ、二人とも隣で寝ている……と思う。
寝返りを打ったら二人を起こしてしまいそうだから、大人しくしていることにした。
――前に来た時に隣で眠っていたのは、可哀相な黒猫だったのに。
一度この島を離れて以来、“あの夢”を見ていない。
明け方に繰り返し訪れては私の頬を舐める悪夢。
黒猫に起こされて強制的に遮断される幻想。
悪夢は見ないほうが良いに決まってる。
……でも、少し寂しいんだ。
どんな状況であれ、あの夢の中ではお母さんの姿を見られたから。
たとえそれが、私が捜し求めているお母さんの影であったとしても。
私の“黒の騎士”もお母さんの影も、もう傍にない。
賑やかになったのとは裏腹に、後頭部を殴られ白いペンキを塗りたくられたみたいな
どろりとした、けれど空白でしか在り得ない感覚に囚われたまま
――虚無の白が、私を覆った。
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